バングラデシュは近隣諸国と比較すると、近年急速に発展している国の一つです。国内総生産(GDP)の成長率は、高水準をマークしています。
2019年度のGDP成長率比較
出所:International Monetary Fund
下図のようにGDP規模は人口の多いインド、パキスタンにこそ劣りますが、その他近隣諸国と比較すると大きな経済規模と言えます。一人当たりのGDPでみると、バングラデシュは1,749USD(2018年度)であり、1,565USDであるパキスタンよりも高い水準となります。
2018年度のGDP(百万USD)
近年では、バングラデシュのGDP成長率は、7~8%程で推移しており、中所得国の仲間入りを目指しています。現在、バングラデシュの産業は、輸出(主に縫製業)で大部分を占め、労働集約型の産業に従事する人口が多いですが、一人当たりGDPが増えていけば、国内での一般消費が増加し、サービス業や小売業が台頭し、産業構造自体が変化していくと考えられます。人口も、世界第8位で1億6千万人を超え、今後さらなる発展が期待されています。
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