バングラデシュにおいてオフィス若しくは駐在員住居を賃貸契約する際、賃貸する建物の設備及び契約内容について注意すべき点があります。
まず、賃貸する建物の設備について、特にオフィスの賃貸時は、避難経路の有無を確認する必要があります。 漏電等が原因で、例年火災が多く発生します。
2019年3月にも、Banani(ボナニ)という外国企業のオフィスも多く集まる中心地の一つで火災が発生し、25人の死者を出す大惨事となりました。 この火災が発生したオフィスビルでも火災に対しての備えの脆弱性が指摘されていました。 非常階段、屋上の有無はもちろんのことですが、消防設備が整っていることを確認する必要があります。
次に、賃貸スペースの設備について、電気の配線が正常かどうかの確認が必要です。
入居し、電気代の請求額を確認すると、電気の使用頻度と比較して明らかに高額の請求となっている場合があります。 この原因として、漏電等の建物、電気配線の失陥も考えられますが、恣意的に他の電気配線と合わせられている場合もあります。 他の入居者の電気代請求書をサンプルに見せてもらうことをお勧めします。
また、バングラデシュでは公共交通網が先進国のように発展していないため、車をレンタルするか、会社が社用車を購入することが多いです。 従って、駐車場を割り当ててもらえるかの確認も必要になります。
現地の不動産業者による紹介でも、上記のような懸念事項を説明されることが少ないため、注意が必要です。
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