Malaysia
Basic Information (Politics)
:: Question ::
政権の過去からの動向はどのようになってますか?
:: Answer ::

 1981年よりマハティール氏が首相へと就任し、日本をはじめ他のアジア諸国の成功に目を向けようとする「ルック・イースト政策」を打ち出し、1988年以降は高い経済成長率を維持しました。2003年に23年間にわたって続いたマハティール首相が政界を引退したのち、2003年より、マハティール政権と同じく統一マレー国民組織(UMNO:United Malays National Organization)のアブドラ政権に移行しました。
アブドラ政権下ではイスラム教国という特色を生かし、中東と東南アジアのビジネスハブを目指す「ハラル・ハブ政策」を掲げ、ハラル産業に対する税制優遇などを実施しました。しかし、2008年3月の総選挙で、独立以来政権を担ってきたUMNO中心とした与党が大幅に議席を失い、当時副首相であったナジブ氏へと政権が移譲され、ナジブ政権が成立しました。
その後、2013年5月の総選挙で、ナジブ首相が率いる与党連合は現有議席をほぼ維持して、第二次ナジブ政権が発足しました。ナジブ政権は、政治腐敗や民族対立を背景に、「One Malaysia」(1つのマレーシア)をスローガンとして、行政改革プログラム、経済変革プログラム、民族融和の提案などを打ち出しました。しかし、第二次ナジブ政権下で発覚した巨額の不正経理疑惑、2015年の扇動法(The Sedition Act)改正による罰則強化、テロ防止法(ThePrevention of Terrorism Act)の可決による行政権の強化によって、支持率は30%台に低下しました。
2018年5月に行われた総選挙では、野党希望連盟(PH)の構成政党である人民正義党(PKR)と民主行動党(DAP)で113議席を獲得し、ナジブ政権は敗退して、マハティール氏が14年ぶりに首相に返り咲きました。これは1957年の独立以来、初めての政権交代です。
 

そして2020年、マレーシアのアブドゥラ・リアトゥディン・アル・ムスタファ・ビラ・シャー国王は2月29日に、マレーシア統一プリブミ党(PPBM)党首で、前内務相のムヒディン・ヤシン氏を第8代首相に任命し、翌3月1日に宣誓式を行いました。 
事の発端は、マレーシアを長年率いてきたマハティール・モハマド前首相(94歳)が、2020年2月24日に辞表を提出したことから始まりました。
2021年8月、ムヒディン首相が辞任。8月20日、アブドゥラ国王は憲法の規定に基づいて、イスマイル・サブリ前副首相を第9代首相に任命され、8月21日、イスマイル・サブリ新首相が宣誓を行い、第9代首相に就任した。

Creater : Yuji Abiko