2023年11月5日、インドの大気質管理委員会(CAQM)がデリーにおける大気汚染対策についての通達を発表しました。
インドでは、オートリキシャやタクシー、家庭用ストーブに使用される安価な燃料、建物の取り壊しと建設の際に発生する粉塵などが原因となり、深刻な大気汚染問題を引き起こしています。
特に、デリー首都圏では毎年冬の時期になると、高レベルのPM2.5粒子状物質を引き起こします。(世界保健機関(WHO)が推奨する安全限界値の5倍ほど)
11月4日の時点ではデリー首都圏の平均大気質指数(AQI)が415(ステージ3)と記録されていたが、11月5日の午前5時の時点でAQIが454(ステージ4)と急上昇したため、今回の通達が発表されることとなりました。
以下、本通達の主な内容となります。
・デリーへのトラックの進入を禁止する。(必需品や必須サービスを提供するトラック、およびすべての LNG/CNG/電気トラックを除く)。
・デリー国外で登録された小型商用車(EV、CNG、BS-VI ディーゼル以外)のデリーへの入国を禁止する(必須物資、必須サービスを輸送するものを除く)
・デリーで登録されたディーゼル駆動の中型貨物自動車 (MGV) および重量貨物自動車 (HGV) の運行を禁止する。(必須物資、必須サービスを輸送するものを除く)
・高速道路、道路、高架橋、送電線、パイプラインなどの線形公共プロジェクトの活動を禁止する。
・公共、地方自治体、および民間のオフィスが 50% の人員で勤務し、残りの人員は在宅勤務するのかどうか決定をする。
・大学/教育機関の閉鎖や緊急時以外の商業活動の閉鎖、登録番号の奇数偶数に基づく車両の走行許可などの追加の緊急措置を検討する可能性がある。
またCAQMは通達の中で、子供、高齢者、呼吸器疾患、心血管疾患、脳血管疾患、またはその他の慢性疾患のある人は、屋外での活動を避け、できるだけ屋内に留まるよう呼び掛けました。
今回は以上となります。
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