PFは、従業員積立基金制度を指し、会社と従業員側がそれぞれ基本給の12%ずつを会社に拠出し、
積み立てた基金分が引き戻しされる制度です。日本でいう厚生年金制度と捉えて頂くとわかりやすいかと存じます。
PFの対象範囲は、
①20名以上の正規雇用スタッフがいる会社で月給 15,000 ルピ ー以下の従業員、
②外国人
が加入義務が発生します。
ただ、20名以下の正規雇用スタッフがいる会社で月給 15,000 ルピ ー以下の従業員
20名以下の正規雇用スタッフがいる会社で月給 15,000 ルピ ー以上の従業員の任意で加入が可能です。
※任意加入に同意する場合には、加入し続ける必要がございます。
日本人駐在員は通常強制加入となりますが、社会保障協定(SSA)を締結によって保険料の二重負担を防止を考慮した措置があり、
5年以内に帰国する予定で、社会保障加入証明書(Certificate of coverage)を取得している場合、社会保障への加入が免除されます。
多くの日系企業では、雇用保険や労災保険は日本側で支払い、個人所得税の際はPerquisiteとして参入して計算しています。
PFの会社負担分は、
基本給(+インフレ手当+残留手当)×12%+管理費となります。
※住宅手当・ボーナス・残業代は含まれません。
※管理費は500ルピー又は0.50%のどちらか高い方となります。
※管理費は積立基金に含まれません。
つまり、基本給が総給与額の50%と仮定した場合、
100,000INR×50%×12%+500=6,500INRが
会社負担額となります。
https://www.epfindia.gov.in/site_en/Principal_Employer.php