従業員積立基金(EPF)について 1952年に設立した年金基金を指し、社会保障制度の一種です。 従業員側と会社側でそれぞれ積立額を拠出し、インドで58歳まで働いた場合や 重度な障害を追った場合に引きだせる基金となります。
◎加入対象 20名以上(※契約労働者を含める)を正規雇用している組織に所属している月給15,000INR以下の従業員と、全ての外国人が対象。 ※従業員20名以下でも任意でPFに加入している組織は、月給15,000INR以下の従業員は対象に含まれます。
インドで働いている駐在員はPFの加入対象に入りますが、日本側で年金の支払いを行う為、多くの場合、社会保障の二重課税となってしまいます。しかし、社会保障協定(SSA)を締結している日本は、保険料の二重負担を防止する考慮した措置を活用することが可能です。社会保障加入証明書(Certificate of coverage)を取得している場合、5年以内に帰国する予定ならば、社会保障への加入が免除されます。
当局から受領後に、インドEPFのポータルサイトにてオンライン申請を行います。PFサイトにログインする際にはPFに加入済みの従業員に付与される個人番号(UAN)が必要になります。基本的には、PFに加入した後、社会保障加入証明書の申請の流れとなります。また、オフライン申請も可能ですが、申請料に10,000INRかかりますのでお勧めしておりません。
<申請方法> ①PEサイトにてUAN番号と画面に出てくるパスワードを記載し、ログインを押します。 (UANとは、PFに加入している従業員一人ひとりに付与される番号となります。従業員へ送付する給与明細にも記載されます。) ②「Application for COC」をクリックし、必要情報を記載します。 (署名済みのパスポートコピーのPDFも申請が必要です。) ③ファイルをダウンロード・コピー・署名を行います。署名後に、スキャンデータをwebサイトに申請します。 ④当局から承認が下りれば、申請完了です。 当局待ちの際は、webサイトからトラッキングで状態を確認することが可能です。