ベトナムはベトナム共産党による一党独裁の社会主義体制です。
また集団指導体制がとられており、共産党書記長、国家主席、首相の3人の首脳によるトロイカ体制です。
建国以来これらの役職は慣例的に兼任されることはなく、権力の一極集中は起きにくくなっています。
詳しいベトナムの政治体系は以下の通りです。
[共産党]
書記長:グエン・フー・チョン(2016年1月再任))
全国に450万人の共産党員がおり、その中から選ばれた党の代表者約1,500人によって、5年に1回党大会(全国代表者大会)が開かれます。
この大会が共産党の最高機関とされ、実質的には国の最高指導機関となります。
全国代表者大会で央執行委員180人が選出され、全国代表者大会の閉会中は6カ月に1回中央執行委員会が定例開催されます。
中央執行委員会はその意思決定機関である政治局の書記長を選出します。
共産党政治局の書記長が事実上の党首に当たります。
[国会]一院制(500名)、任期5年
元首:グエン・フー・チョン国家主席(2018年10月就任)
国会は、共産党の指導の下、法律の制定をする唯一の立法機関です。
国会議員は国民の直接選挙により選出され、国家主席は国家の元首として国会議員の中から選出されます。
[内閣]
首相:グエン・スアン・フック(2016年4月就任) 副首相兼外相:ファム・ビン・ミン
内閣は国会の執行機関として、政治、経済、国防等の国政を執行します。
内閣のトップは首相で、国会に対して政策執行の責任を負い、活動報告を行います。
首相は国会が任免権を持ち、任期は5年です。

[司法府]
司法機関は裁判所と人民検察院に分けられます。
裁判所は日本の最高裁に当たる最高人民裁判所、各地方行政単位に設置される省・県・村人民裁判所や法律によって設置されるその他の裁判所があります。
人民検察院は独立した国家機関で、憲法と法律にのみ拘束されます。
人民検察院はあらゆる団体に対して法律を遵守するよう監督します。
[地方政府組織]
ハノイ、ホーチミン、ハイフォン、ダナン、カントーの5つの中央直轄市と58の省があり、その下に県、市、町、村、坊等があります。

政治体制はベトナムの経済にも影響を及ぼすものでありそれにより国内情勢も変わってくるものになりますので、十分に理解しておくことが必要です。
その他ベトナムに関する情報へのご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。