こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの冨士井です。
今回のテーマは、メキシコの移民手続きにおけるオンライン予約システム再導入についてです。
【はじめに】
2024年9月17日、メキシコの国立移民庁(INM)は、移民手続きにおけるオンライン予約システムを再導入しました。このシステムは2021年に導入されましたが、2022年には技術的な問題や予約のバックログ(滞り)が発生し、運用が一時停止されていました。今回、再び稼働が開始された背景には、デジタル化推進の一環としての効率的な手続き提供が挙げられます。このシステムにより、移民関連手続きにおける事前予約が必要となり、対面での長時間待ち時間が解消されることを目指しています。しかし、再導入の初期段階では予約の取りづらさや遅延が見込まれており、混雑が予想されています。
【なぜ前回の導入は失敗したのか】
前回の導入での最大の問題は、予約バックログ(予約の滞り)とシステムの不具合でした。当時、システムの利用者が急増したため、技術的な容量を超えた負荷がかかり、予約の取り消しや日程の調整が頻繁に行われる事態になりました。さらに、特定のオフィスでの対応が不統一で、一部の場所では予約が正常に機能しないなどの不整合もありました。
また、システムが完全にオンライン化されていない地域も多く、地方の小規模なオフィスでは対面での予約対応が続けられ、オンラインとオフラインの混乱が見られました。この結果、利用者は予約のキャンセルや遅延に悩まされ、システム全体の信頼性が低下してしまったのです
【余裕を持って申請する必要がある】
再導入された今回のシステムでも、混雑が発生しており、すぐに予約が取れない状況が見られます。特に、メキシコ全国にわたる32州での手続きが対象となるため、人気のあるオフィスでは予約枠がすぐに埋まってしまうことがあります。システム上では、予約枠は最大で3週間先までしか選べないため、早めの申請と予約が必要です。
さらに、予約の変更は非常に制限されており、一度予約を確定させた後に変更ができない仕組みが採用されています。もし予約日に行けなくなった場合、予約をキャンセルするしかなく、再度予約を取るためにはその日の後にしか新たな予約ができません。そのため、申請者は予定をしっかりと確認し、十分な余裕を持って手続きを進めることが強く推奨されています。また、予約が取れない場合や、手続きが急ぐ必要がある場合には、専門家に依頼してサポートを受けることも考慮するべきです。
【おわりに】
メキシコの移民手続きにおけるオンライン予約システムの再導入は、移民手続きの効率化に大きく貢献すると期待されていますが、現状ではまだ技術的な課題や予約の混雑が予想されます。特に、前回のシステムの問題点を踏まえ、余裕を持って申請し、予約の取り消しや日程調整に慎重に対応することが求められています。早期の準備と最新情報の確認が、手続きの円滑な進行に役立つでしょう。
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【参考文献】
https://www.fragomen.com/insights/mexico-online-appointment-system-for-immigration-filings-to-be-reactivated-for-certain-applications.html
https://mexicorelocationguide.com/changes-to-inm-appointments/
https://gpexpatservices.com/inm-online-appointment-system-returns-2024/