メキシコでのRFC(納税者番号)取得時における注意点をご紹介します。
質問)
弊社は、法人を設立し、RFC(納税者番号)を取得しようとしております。公証役場で申請書の記載をお願いされましたが、その中にPara el cálculo del impuesto sobre de rentaという項目が御座いました。
おそらく法人所得税の計算という事なのですが、選択肢が二つあり、何が違うか分かりません。ご教示頂けますでしょうか。
申請書 記載 例)Para el cálculo del impuesto sobre de renta, optas por:
_________ Coeficiente de utilidad
_________ Estímulo de acumulación de ingresos
※上記の二つの内、どちらかにチェックをつけることとなります。
回答)
まず始めに、申し上げますと法人は、“Coeficiente de utilidad”しか選ぶことはできません。また仮にEstímulo de acumulación de ingresosを選んでしまった場合、SAT(メキシコ国税庁)へ問い合わせをし、修正しに行く必要があります。この修正自体は、メキシコシティであれば、窓口に行きその場ですぐに修正が可能です。
上記の二つの選択肢は、何が変わるかといいますと法人所得税の計算方法が異なることとなります。
これについては、メキシコ法人所得税法の196条に記載されております。
またそれぞれ選択における条件と法人所得税の計算方法を下記にまとめます。
【Coeficiente de utilidad】
条件:株主が法人
計算方法:月次予定納税
前年度の課税所得に対し係数(CU)を計算し、翌年度から毎月予定納税を行う。
年度末に確定申告を行う
【Estímulo de acumulación de ingresos】
条件:個人事業主のみ
前年度関係なく、課税所得が発生した場合、毎月法人税の納税を行う。
そのため、設立直後の売上がたっていない状況でも、為替差益が出てしまった場合、納税が必要となってしまう。
この選択によってACUSE ÚNICO DE INSCRIPCIÓN AL REGISTRO FEDERAL DE CONTRIBUYENTESに記載されるDescripción de la Obligación(義務の詳細)にという文言が下記の様に異なることとなります。
Coeficiente de utilidadの場合:
“Pago provisional mensual de ISR personas morales”
Estímulo de acumulación de ingresosの場合:
“Pago provisional mensual de ISR personas morales flujo de efectivo”
メキシコでの法人設立時に誤りがないか確認が必要となる項目の一つになります。
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最後までお読みいただきありがとうございました。