■ 採用方法
採 用 方 法 に 関し、 一 般 的 に は 採 用 ペ ー ジ や 広 告 、 SNS で 行 っ て い る か と 思 い ま す 。
今回はそれ以外の採用方法について 3 つ紹介させていただきます。
・スタッフの知人紹介 日本よりもかなり一般的な印象があります。専門分野の出身者は、友人に同じ専門分野の者を持つことが多く、 TOKYO CONSULTING FIRM ニュースレター 2 尚且つ仕事の紹介もメキシコ人同士ではよくある話だそうです。ただし、癒着を行う可能性や職場内での馴れ 合いが生まれる可能性があるので、注意が必要です。
・レストラン、タクシードライバーの勧誘 レストランの店員やドライバーは海外の方と接する機会が多いため、英語が堪能であることが多いです。コミュニケーション能力が高い等、最低限の能力を確認したうえで、低めの給与で雇用するという方法もあります。
・現地の大学での勧誘 現地の大学に許可を取り、大学内での就職案内、ポスター等、日本企業(自社)への勧誘をするケースもあり ます。
■採用人材 採用する人材については、大きく分けて 3 つのタイプがあります。
・ワーカークラス ワーカーを採用する際留意する点としては、現場の責任者をメキシコ人にし、そのメキシコ人責任者が技術面 から日本企業での働き方等の理念面まで含めて指導する必要があります。これは、言語の違いによりスペイン 語を流暢に話せる日本人や通訳がいない場合は直接指導することが難しい、というのはもちろんのこと、イン フォーマルセクターと密接にかかわっている者も少なくないからです。その中で、無駄な誤解を生まないため にも、日本人駐在員が直接工員とかかわることは控えた方が賢明です。
・スタッフクラス スタッフクラスの多くは、管理部門か営業部門での採用になります。経理のように管理部門を採用する場合、 面接時に「身の回りを管理できる人かどうか」「嘘をつかないか」等を把握しておく必要があります。なぜな ら、メキシコにおいても会社の小口現金の盗難や PC の盗難、その他横領等が起こることがあるからです。特に メキシコですと会社の規模に関わらず、横領が起きる可能性がありますので、注意が必要です。
・マネージャークラス マネージャークラスの採用時に留意する点としては、英語(もしくは日本語)の話せる人材が好ましいです。 日本人に代わってスタッフやワーカークラスへの指導・理念共有を行うこともマネージャークラスの重大任務 となりますため、多くの日本企業がこの語学力を採用の必須条件としています。ただ、日本企業に勤めている メキシコ人マネージャーであっても、日本企業の理念や働き方を理解できない者は多くいます。中には、上司 である日本人駐在員の意見よりも、部下であるメキシコ人スタッフの意見を尊重する者もいるので注意が必要 です。
・通関業者スタッフ 起用している通関業者のスタッフを自社の通関や物流のスタッフとして雇い入れる、と言うケースを聞きます。 そのような場合、そのスタッフは同じ通関業者を使い続けようとする傾向があり、その業者との癒着をする可 能性がありますので注意が必要です。同じ業者を使い続けるというのは、「自社の業務を既に判ってくれてい るので使いやすい」と言う事はありますが、定期的な、また、然るべき手順を踏んだ業者の選定を行わず、結 果として業者との癒着や同じ業者を使い続けることによる「業務の改善の可能性の排除」に繋がりかねません。