シンガポールの株式取引市場SGXでは、現在約600~700社ほどの会社が上場しています。透明性の高さから優良な投資家を募ることができる可能性が高く、また内部統制の要件などが日本と異なりそこまでないため上場のハードルもそこまで高くなく、SGXで資金調達をするメリットは少なくありません。ある程度の規模感がある企業を対象としたメインボードと、新興企業を対象としたカタリストの2つの市場がありますが、今回はそれぞれに上場する場合、一定の基準を満たすと受け取ることができる補助金(Grant)について簡単に解説します。
1.適格費用について
補助金は、金融庁(MAS)より支給されますが、上場に関連する費用のうち適格と判断されたものに対してのみ付与されます。基本的に、新株発行やIPO手続きに直接関係するものであれば認められますが、例として以下のようなものがあります。
・新株発行手続きの手数料
・スポンサーフィー(主幹事証券会社や、その他顧問等)
・監査費用
・法務費用
・無形資産のバリュエーション費用
・マーケットリサーチ費用
・SGXへの上場手数料
2.要件
IPOもしくは、2次上場の場合どちらも対象になりますが、メインボード、カタリストそれぞれ要件がことなるため、確認が必要です。
2.1メインボードでの上場の場合
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時価総額
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補助金
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S$10億 以上
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S$200万を上限に、適格費用の70%の補助
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S$10億
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S$100万を上限に、適格費用の70%の補助
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2.2 カタリストでの上場の場合
時価総額によらず、S$30万を上限に、適格費用の20%の補助
今回は以上となります。
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