東南アジアの中央に位置しているマレーシアは、貨物の積み替えセンターとして最適の立地条件を備えています。特にマレーシア国内にある5つの国際空港の航空貨物取り扱い設備は非常に充実したものです。
セランゴール州セパンにある高度に洗練されたクアラルンプール国際空港(KLIA)は、年間2,500万人の旅客と65万トン以上の貨物の取り扱い能力を有しています。
25,000エーカーの土地を有するKLIAは、2020年までには年間6,000万人の旅客と300万トンの貨物を、さらに将来は年間1億人の旅客と500~600万トンの貨物に対応できるよう拡張することが計画されています。
その他の国際空港としては、ペナン国際空港、ランカウイ国際空港、ジョホール国際空港が半島マレーシアにあります。サバ州にはコタキナバル国際空港、サラワク州にはクチン国際空港があります。
マレーシアのナショナル・キャリアであるマレーシア航空は、100%子会社であるマスカーゴ(MASkargo)を通じて航空貨物サービスを提供しています。
マスカーゴは、クアラルンプール国際空港の自由商業地域(FCZ)内で先進的なカーゴ・センター(ACC)を運営しています。このセンターの特徴は、高感度で精巧な保安システムを備えていることと、最新の技術により完全自動化手続き、リアルタイムのデータ追尾、スムーズな通信などの最新の技術を備えていることです。センターの設備のなかには、動物用保管・宿泊施設や腐敗防止設備を備えた倉庫などもあります。さらには主要な通関業者のための世界で初めての優先ビジネスセンター(PBC)を運営しています。
マスカーゴは、国内の空港間のトラック輸送サービスを行っています。またドバイ、アムステルダム、フランクフルト、大阪、台北、上海の甫東、香港、ダッカ、メルボルン、パースおよびジャカルタなどの都市にむけて貨物専用便を運行しています。最近マスカーゴは“I-Port”という港での船荷の積み替えに空港を利用する世界で初めてのシステムを開始しました。これは船舶輸送と航空輸送をマレーシアの港湾と空港をクアラルンプール国際空港経由で結びつけることにより効率よく組み合わせたシステムです。
さらに、マレーシア航空は世界6大陸の100ヶ所の国際空港に航空貨物を運んでいます。世界各地への輸送を迅速にするために他の航空会社と提携しています。さらなる詳細については、マスカーゴのホームページ(www.maskargo.com)をご参照ください。
また、トランスマイル・エア社による9つの国内航空貨物路線と、バンガロール、マドラス、マニラ、ジャカルタ、深センの5ヶ所への国際定期便サービスが、マレーシアの航空貨物輸送サービスを補っています。