Cambodia
Economic (Infrastructure)
:: Question ::
空港(主要空港、航空旅客数等)の状況について教えてください。
:: Answer ::
カンボジアには2020年時点で17の空港があります。定期便が使える主な空港は、プノンペン国際空港とシェムリアップ国際空港のみとなっています。 プノンペン国際空港に乗り入れている飛行機の主な行き先は、バンコク、ホーチミン、クアラルンプール、広州、上海、香港、ソウル、成田等となり、欧米への直行便はありません。 2001年にプノンペン国際空港は施設を新たに改修し、ANAが2016年9月よりプノンペンと成田の直行便を開設するなど、プノンペン国際空港が開発されてきています。また2017年には、他国とプノンペン間で直行便が複数の航空会社により運航されました。 2018年には、カンボジアアンコールエアー、スカイアンコール航空、バサッカエアー、JCインターナショナル航空、ランメイ航空、スモールプラネット航空、カンボジアバイヨン航空の7つの現地航空会社と37の国際航空会社が運航しています。 また、カンボジア政府はプノンペン郊外のカンダル州タカマオ市にある2600ヘクタールの敷地に新たな国際空港を建設することを2018年1月に発表しています。投資額は15億USドル規模を想定しており、空港はシェムリアップ国際空港と同等の規模が見込まれています。これは、増加し続けている外国人観光客に対し、現行の空港だけでは受け入れきれないことと、長距離飛行を行う大型旅客機に対応するための空港の拡張も難しいことが理由として挙げられています。しかし、発表されてから着工自体に目処がたっておらず、建設は遅延し、完成予定も未定となっています。
Creater : Tomomi Ando