Brazil
Economic (Economic Environment)
:: Question ::
産業構造の産業別の動向について教えて下さい。
:: Answer ::
ブラジルは、もともとポルトガルの植民地時代には、農産品を生産して欧州へ供給する拠点であったため、一次産業が古くから発達してきたという歴史があります。現在でも、いくつもの農産品の生産量が世界の上位に入る農業国でもあります。 独立後は、農産物の輸出で外貨を得て工業製品を輸入するという、開発途上国型の産業構造が続きました。しかし、1950年代ころより、輸入している工業製品を国内で生産するために、公共投資、重化学工業化、外資導入を進めると同時に、保護貿易的な国内産業育成政策がとられるようになりました。その結果、国際競争力が低いながらも、ほとんどの分野で国内生産ができるほどになりました。 その後の、ハイパーインフレと対外債務問題に苦しむ時代がつづきましたが、1990年代に解決の道筋を得ることになります。さらに、1990年代後半からとられた、貿易の自由化、外資規制の撤廃、国営企業の民営化といった自由化路線が実を結び始めました。 現在では、比較的安定した経済状態のなかで、農業、エネルギー資源、鉱工業、サービス業といった分厚く重層化した産業構造を持つ新興工業国となりました。また、ブラジルは第1次または第2次産業が活発であるイメージを持つ方も多いかと思いますが、両産業を合わせたGDP構成比は30%程であり、70%近くが第3次産業となっています。そのため、就業人口比としてもサービス業への依存度が高くなっています。
Creater : Yoshida Yukiya