Vietnam
Accounting (Accounting system)
:: Question ::
会計基準の変遷について教えてください。
:: Answer ::

以前のベトナムでは、企業は国際会計基準などの一般に公正妥当と認められる会計基準をそれぞれ選択し、財務省(MOF:Ministry of Finance)から認可を得て適用していました。また、一般の企業でも複式簿記によって会計処理を行うといった慣習が確立していなかったため、財務諸表間の比較可能性の確保や税務上の公正性を確保することが課題とされていました。

今後は、財務省が国際会計基準に基づいた会計基準の整備とともに、勘定科目体系や財務諸表の様式、証憑の管理方法までを定めた経理マニュアルのようなものをベトナム会計システムとしてまとめ、会計業務のレベルの引き上げを図っていく方針があります。

具体的には、今後、世界的な会計基準である国際財務報告基準 (IFRS:International Financial Reporting Standards)、や現行のVASに代わるベトナム財務報告基準(VFRS:Vietnam Financial Reporting Standards)の適用が進められていきます。

決定345号/QD-BTCによると、2025年まではIFRS適用は任意とされ、2026年以降は、国営企業の親会社や上場会社の親会社、非上場の親会社である上場会社、その他大企業に対してIFRSの適用を義務化するとされています。 ただし、IFRSやVFRSを適用する環境が整っていない中小企業および零細企業は対象外とされ、財政省からの個別にガイダンスの確認をする必要があります。現行のVASよりも厳しい基準であるIFRSおよびVFRSの導入は、ベトナム企業の財務報告の透明化やベトナム企業の国際化につながるものと期待されています。

Creater : Takuya Hanashima