マレーシアでは、未成年者によるプリペイドSIMカードの登録・利用に関して新たな規制が2026年2月26日に導入・施行されました。
この措置は、デジタル社会の安全性を高め、未成年者の利用に対する責任と追跡可能性を強化することを目的としています。
マレーシア通信・マルチメディア委員会(MCMC)が発表したガイドラインによれば、12から17歳の未成年者がプリペイドSIMカードを登録する際には、保護者または法定後見人の同行が必要とされています。
未成年者本人だけでの登録は認められていません。
さらに、12歳未満の子どもは、自身の名義でSIMカードを登録することができず、必ず保護者の名義で登録する必要があります。
保護者は子どものSIMカードの使用状況に責任を負うことになります。
登録時の手続き:
1.登録は本人と保護者が同時に携帯電話会社の店舗などに出向いて行う必要があります。
2.保護者の身分証明書と関係性の確認が行われ、未成年者の利用状況が記録されます。
3.登録と身元確認が完了するまで、SIMカードのアクティベーション(有効化)は行われません。
これにより、無登録のSIMカードを利用することは違法行為となり、適切な確認が取れるまでアクティベーションが禁止されます。
導入する目的:
①詐欺・不正利用対策: SIM番号が匿名のまま使われることによる詐欺行為や不正な連絡を防止するため。
②追跡性強化: 通信サービスの利用者が正確に記録されることで、必要に応じて捜査や通報が行いやすくするため。
③未成年者保護: 保護者が管理責任を持つことで、青少年が安全に通信サービスを利用できるようにするため。
今後の留意点:
この新規制は、SIMカードの使い方や通信の安全性に関する国全体の枠組み強化の一環ととらえられています。
通信事業者は利用者の情報を正確に管理する義務を負い、利用者側も適切な手続きを行う必要があります。
本日は以上になります。
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