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今回は
【タイプラスワン、考えなければならないASEAN戦略に関して】というテーマで、お話していこうと思います。
タイプラスワン、考えなければならないASEAN戦略に関して
昔は労働集約型のモノを作る製造拠点として栄えてきたタイですが、現在タイの賃金水準は他のASEAN諸国と比べでも高く、
労働集約型から資本集約型からの統括拠点としての機能が高まってきています。
そんな中、ASEAN後発国と呼ばれるメコン圏(CLMV=カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)でのサプライチェーンの構築が進んできています。
タイプラスワンを検討する理由としては、下記4つが主な理由となります。
1.生産コストの削減
※日系企業の競争力を維持するために、振興国市場へ進出する際は生産コストの削減を前提に検討する。
2.低賃金を求めて
※「タイプラスワン」により、日系企業はタイ国内の既存サプライチェーンを活用しながら、より低賃金な近隣国へ進出することが可能。
3.ASEANサプライチェーンの統合
※技術集約型産業および資本集約型産業についてはタイを製造ベースに、
労働集約型産業についてはCLM諸国を生産ラインとして利用することでASEAN地域のサプライチェーン統合が可能。
4.AEC(ASEAN経済共同体)の適用
※AECにより、安いロジスティクス費用で半製品や原材料の移動が可能になり、さらに貿易障壁が軽減するようになった。
となります。
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