【トルコの農産業の動向について】お知らせいたします。
皆さんは、トルコを代表する基幹産業は何を思い浮かべるでしょうか。恐らく、製造業を真っ先に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実は、かつてトルコを代表する基幹産業は農産業でした。しかし、現在では製造業の伸びとは対照的に低下しています。今回は、農産業の低下の動向について見ていこうと思います。
トルコ統計研究所と社会保障機関は、2020年5月14日の世界農民デーの際の労働者と農業地域に関する調査を行いました。その結果、トルコの農家の数は年々減少し、過去12年間で約48%減少しています(グラフ1)。

参考資料:トルコ統計研究所 (TURKSTAT) 社会保障機関
また、農業地域も減少傾向にあります(グラフ2)。2001年の26,350haあった農地は、2019年には23,094haに減少し、農業地域は18年間で約12.3%減少しました。これは、トルコの野菜の価格が上昇していることにも通じます。

参考資料:トルコ統計研究所 (TURKSTAT) 社会保障機関
上記の調査結果のように低下傾向にあるトルコの農産業でありますが、主要農産物である小麦やてん菜、トマト、大豆、トウモロコシやブドウ、スイカ等の多岐にわたる農業生産品は、今もなおトルコ国内で生産されています。2018年時点において、ヘーゼルナッツ、さくらんぼ、イチジク、杏子・梅類の生産量は世界1位、メロンの生産量は2位です。スイカの生産量は世界3位となっています。
グラフ3の2001年から2019年の野菜生産量の動向においても、著しい低迷が見られておりません。特に、トルコ料理に多く使用されているトマトは毎年生産量が増加しています。これらは、農産業における機械の導入による効率化が理由として挙げられかと思います。

参考資料:トルコ統制研究所(TUIK)
食糧自給率が50%を下回る日本では、100%を超えるトルコのような農業国との関係が大切になってくるのではないでしょうか。
トルコにおける農産業の動向には今後も注目です。
この記事に対するご質問・その他トルコに関する情報へのご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。