『SIMカード登録法』について
  
Topic : Other
Country : Philippines

SIMカード登録法』について

 

2022年10月10日にFerdinand Romualdez Marcos Jr.(通称、Bongbong Marcos)大統領の署名により施行された、共和国法第11934号(Republic Act No. 11934、通称、『SIMカード登録法』)についてご存じでしょうか。

 

本法はに the Official Gazette(フィリピンにおける「官報」)の公表から15日後、即ち2022年10月24日に施行となりました。

 

「駐在する、そうでないに関わらず必要?」、「罰金などがある?」、「何をしなくてはならないのか?」など巷では様々な声を耳にします。

 

本稿では、そもそも『SIMカード登録法』について、簡潔にご説明いたします。

 

内容の概要

 

『SIMカード登録法』の内容については、以下の通りになります。

 

・フィリピンにて、SIM card(Subscriber Identity Module card)を使用する全ての者に対し、各通信提供会社(PTE、Public Telecommunications Entity ※ここでは、SIMカード提供会社。)にて利用者の個人情報の登録が義務化。

 

・既存SIMカード利用者は、本法の施行後180日までに個人情報の登録が求められる。

 

注)本法の施行が2022年10月24日にあたるため、2023421日までに登録をしなくてはならない。

 

・仮に法律の施行180日以内に登録を怠った場合、SIMカードの利用停止、及び罰則(後述)。

 

・未成年利用者に関しては、保護者の同意の基、利用者情報の登録が求められる。

 

・以下の違反者に対して、100,000PHPから1,000,000PHPの罰金が科せられる。

 

 1.SIMカードを利用する際に利用者の個人情報の登録を怠った者

 2.機密情報の取扱いに関して違反した者

 3.偽の利用者情報を用いて登録を行った者

 4.SIMカード提供者に成りすました者

 5.盗難されたSIMカードを販売した者

 6.登録済みSIMカードを転売、提供した者

 

・通信提供会社(PTE)は、暦年の各四半期から30日以内に、SIMカード利用者の情報を扱う販売会社、且つ代理店情報の記載された一覧情報をNTC(National Telecommunications Commission、フィリピン電気通信委員会)に提出することが求められる。

 

ま と め

 

この法案が公布、施行された背景として、近年SMS(Short Message Service)などを通したスパムなどがフィリピン国内で問題になっており、それに対して国民の情報などの保護の観点からフィリピン政府が舵を切ったとされています。

 

いずれにせよ、現在フィリピンに駐在されている方、出張などによりフィリピンに渡航される方を問わず、フィリピンでSIMカードを購入し利用する全ての人にとって本法が適用されます。

 

新規利用者は、購入先の店舗にてSIMカードの登録について案内がありますので、それに従い登録する必要があります。

 

特に本法の説明で筆者が最も強調したい点としましては、既存利用者は2023421日までに利用されているSIMカードに対し、個人情報を登録しなくてはならないことです。

 

SIMカードの利用停止などを防ぐため、各SIMカード提供会社に登録について何が必要かを確認し、登録を急ぐことをお勧めいたします。

 

以上となります。

 

<参照文献>

https://www.officialgazette.gov.ph/downloads/2022/10oct/20221010-RA-11934-FRM.pdf

https://www.globe.com.ph/go/technology/article/sim-card-registration-law.html#gref

Creater : Daiki Yoshioka

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