カンボジア政府は、環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP/TPP11)への加盟を正式に申請したことを明らかにしました。
ASEAN諸国ではベトナム、マレーシア、シンガポール、ブルネイに続く動きとなります。
CPTPPは、日本、英国、オーストラリア、カナダなど12か国が参加する高水準の自由貿易協定で、関税撤廃に加え、投資、知的財産、労働、環境分野まで幅広いルールを定めています。
カンボジアはすでにRCEPに加盟していますが、より高度な貿易ルールへの参加を通じて、輸出先の多角化や対内直接投資(FDI)の拡大を図る狙いとみられています。特に縫製・履物などの主要輸出産業にとって、市場アクセス拡大が期待されます。
一方で、CPTPP加盟には既存加盟国すべての同意が必要であり、国内法制度の整備や規制対応など、交渉は中長期化する可能性があります。
今後は、加盟国による検討を経て作業部会が設置され、具体的な加盟条件や履行内容の協議が進められる見通しです。