派遣法については、2017年4月1日に法律13,429/2017号として施行開始され、今回の改正
で部分的に修正されました。
派遣契約とは、派遣会社が従業員を雇用し、給料を支払ったうえで派遣先企業に派遣してサービスを提供することをいいます。
派遣契約では、派遣先企業と派遣社員の間には直接雇用契約はないので、派遣先企業は労働手帳へ記入する必要はありません。
派遣先企業の責任として、派遣社員の安全・衛生面の措置、自社の正社員と同じ条件の保健医療サービス、食事、交通手段、業務に必要な訓練、
トイレ・シャワーなどの施設の提供が求められます。
派遣会社が派遣社員の給料や手当などの支払いを怠った場合などは、派遣先企業がそれに対して支払いの補完的責任を持つことになります。
したがって派遣会社の労務管理の書類を毎月チェックすることが重要です。
ブラジルの場合は、派遣契約については、短期派遣と一般派遣に分けられます。
【短期派遣】
短期派遣は、正社員の臨時的な欠員や作業の追加的な需要を満たすためのものです。
契約期間は連続または非連続的で最高180日間で 90日間の延長が可能です。
同じ社員の再派遣には、前回の契約の終了後90日間のインターバルが必要です。
派遣会社は労働省に登録する必要があり、最低10万レアルの資本金が必要です。
【一般派遣】
法律の改正前までは派遣先企業の主要業務への派遣はできませんでしたが、今回、派遣法が新たに施行されたことにより、すべての業務に適応可能となりました。しかし、派遣会社と派遣先企業の契約で、提供する業務の内容を特定する必要があり、派遣先企業は特定した業務以外の作業に派遣社員を従事させることはできません。
また、いったん解雇した正規社員を派遣社員として再雇用するには、18 ヶ月間の期間をあける必要があります。
同様に解雇した正規社員が起業した企業との派遣契約にも、18 ヶ月間あける必要があります。
派遣会社は労働省に登録する必要があり、社員数によって次の最低資本金が必要とされていますので、注意が必要となります。
①社員10名まで:1万レアル
②社員10 ~ 20名:2万5000 レアル
③社員20名~ 50名:4万5000 レアル
④社員50名~ 100名:10万レアル
⑤社員100名以上:25万レアル