カンボジアで燃料価格が急騰
  
Topic : Economic
Country : Cambodia

カンボジアでガソリンやディーゼルなどの燃料価格が急騰し、国内経済への影響が懸念されています。今回の価格上昇は、中東地域の軍事衝突による国際原油価格の上昇が主な要因とされています。

2026年3月時点で、レギュラーガソリンは1リットル当たり約5,200リエル(約1.3ドル)、ディーゼルは約6,050リエルまで上昇しました。

カンボジアは石油や天然ガスをほぼすべて輸入に依存しているため、国際市場の価格変動の影響を受けやすい構造となっています。中東地域の緊張により、世界の原油輸送の要所であるホルムズ海峡の航行が不安定となり、原油価格の上昇につながっていると指摘されています。

燃料価格の上昇は物流コストにも影響を与えています。カンボジアの物流業界では、ディーゼル価格の上昇により輸送費が平均5~10%程度上昇する可能性があるとされ、国内のサプライチェーンや物価への波及も懸念されています。

政府は燃料市場の監視を強化し、価格操作や不当な値上げを防ぐための措置を取っています。また、国内の燃料備蓄については約21日分の供給量が確保されているとして、当面の供給不足は発生しないとの見方を示しています。

燃料価格の高騰は、交通費や物流費を通じて物価上昇を招く可能性があり、観光業や製造業など幅広い産業に影響が及ぶとみられています。また一部の専門家は、中東情勢が長期化した場合、カンボジア経済への影響がさらに拡大する可能性があると指摘しているとも報道されています。

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Creater : 松木 祐里香