今回は、ブラジルにおける従業員の役職についてお話させていただきます。
会社設立後、従業員を雇用できる状態となると、多くの会社で現地のナショナルスタッフの採用を始めるでしょう。採用時には給与や福利厚生などの採用条件だけでなく、ブラジルにおいては役職の設定というのもとても重要になっていきます。
その理由は、企業内において、役職の順序と給与の順序を統一する必要があるからです。つまりはAさんとBさんが比較した際に、役職においてAさんがBさんよりも上であれば、給与も必ずAさんが上である必要がある、というものです。
これは、役職が上のマネージャー層だけではなく、新卒やスタッフレベルでも厳密に扱う必要がございます。そして給与計算をする際に役職を記載する必要があります。
下記、一例ではございますが、役職を下の位から上の位に並べたものです。各役職にはさらに3段階の階級があります。Plenoというのは英語で直訳すると“Full”という意味になりますが、シニアとジュニアの中間の位だと思っていただけたらと思います。
ポルトガル語:
Auxiliar (Junior, Pleno, Senior)
Assistente (Junior, Pleno, Senior)
Analista (Junior, Pleno, Senior)
Supervisor (Junior, Pleno, Senior)
Coordenador (Junior, Pleno, Senior)
Gerente (Junior, Pleno, Senior)
Diretor (Junior, Pleno, Senior)
英語:
Assistant※1 (Junior, Full, Senior)
Assistant※1 (Junior, Full, Senior)
Analyst (Junior, Full, Senior)
Supervisor (Junior, Full, Senior)
Coordinator (Junior, Full, Senior)
Manager (Junior, Full, Senior)
Director (Junior, Full, Senior)
※1 AuxiliarとAssistanteは英訳するとAssistantと同じ単語の訳になるが、ポルトガル語での役職においては、Auxiliarの方がAssistanteよりも下の役職となる。
例えば、総務部門で、職務経験が1-3年程度であれば、役職はAssistante、そして階級はJuniorとした場合、下記の記載をいたします。
Assistente Administrativo Junior do Departamento Administrativo
↑ ↑ ↑ ↑
役職 職種 階級 部門・部署
なお、企業規模によってはすべてを使用する必要なく、途中、役職や3段階の階級が抜けている形でも問題ございません。設定した役職の順序と従業員の給与額の順序が異ならないことが重要です。
将来的に会社の規模がどの程度になるか先が見えにくい状況であれば、一番上、下の役職の設定はしないことが望ましいでしょう。
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