バングラデシュでは渋滞が社会問題となっています。渋滞によって、毎日320万時間の経済活動が阻害されていると言われ、これを金額にすると1億6000万BDTにまで昇ると言われています。また バングラデシュ工科大学の調査によると、ダッカの交通渋滞により年間44億ドルの損失が生じ、これは国家予算の11%に相当するとされています。その為、バングラデシュ政府は道路などの公共インフラ工事に重点を置き、開発などを進めるとしています。
また車以外の交通手段として鉄道が挙げられます。バングラデシュの鉄道は速度も遅く規定の時間に来ないなど不安定なものでしたが、日本の支援のもと高速鉄道(メトロ)の開発が進められています。この高速鉄道の工事は2016年6月に開始され、完成予定は2021年とされています。この高速鉄道は毎日約50万人の乗客を運び、ウッタラからモティジールの移動時間を車で2時間から約30分に短縮すると予想されています。高速鉄道の完成によりGDPの1.5%、バングラデシュの総税収の17%に相当する年間24億ドル(2,000億BDT)が節約されると予測されています。
バングラデシュ政府が発表している2020年から2021年の予算案を見ると、公共の交通機関に対する予算が全体の10%以上を占めている為、今後もインフラ整備が、伸びてくることが予測されます。
【参照】
https://mainichi.jp/english/articles/20200701/p2g/00m/0in/032000c
https://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=en&u=https://asia.nikkei.com/Business/Companies/With-Dhaka-metro-order-Marubeni-aims-to-unclog-Asia-s-streets&prev=search&pto=aue
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