COVID-19の影響を受けて、2020年5月3日の通達により、バングラデシュ政府は下記の規定に基づいて製造業及びサービス業を対象に、国外の親会社もしくは関連会社からの短期ローンの受け入れを認めています。
短期ローンの目的は3か月分の給料支払いに限られていますが、返済期間を最大2年まで延長することも可能です。
ただし、本短期ローンを利用した場合には2020年4月2日に政府より発表された政府による低金利での貸付を利用できないので注意が必要です。
2019年8月22日、以下の条件で短期ローン(返済期間1年以内)を行うことを認める旨の通達が発出されています。
<2019年8月22日の通達>
- 製造業に限り短期ローンが可能。
- 元金及び利息の送金は、税金を納税した後に可能。
- 工場稼働後、3年まで有利子短期ローンを適用できる(この3年については、さらに3年まで延長可能)。
<2020年5月1日の通達>
- 製造業及びサービス業にも適用業種が拡大。
- 貸付目的は3か月分の給与の支払いのみに限定。
- 返済期間は1年間(1年延長可能)。
- 申請は2020年9月30日までに行う。
本短期ローンは、2020年9月30日までに申請する必要があります。親会社間の短期ローンを検討している場合には、政府より更新される最新の情報を確認することおすすめします。
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