バングラデシュの産業別GDP構成比は下図に見られるように、サービス・その他が市場の約半分を占めています。
しかし、そのサービス・その他のGDP構成比は年々減少傾向にあり、特にその中でも、不動産ビジネス(Real Estate・Renting)が減少しています。
2016年ではGDP構成比が6.6%でしたが、2019年度では、6.0%となっています。
一方、近年は鉱業・製造業・建設業(第2次産業)のGDP構成比が高まっており、特に重工業と建設業が、それぞれ2016年度の構成比17.4%、7.3%から、2019年度には20.2%、7.6%にまで伸びています。
バングラデシュ産業別GDP構成比
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2016年度 |
2017年度 |
2018年度 |
2019年度 |
農林水産業 |
15.4 |
14.7 |
14.2 |
13.6 |
鉱業・製造業・建設業 |
31.5 |
32.4 |
33.7 |
35.0 |
サービス・その他 |
53.2 |
52.9 |
52.1 |
51.4 |
出所:Bangladesh Bureau of Statistics
またGDP構成比をみると、インド(第1次産業が17%程、第2次産業30%程、第3次産業54%程)、ベトナム(第1次産業が17%程、第2次産業37%程、第3次産業46%程)と似た構成比となっています。
バングラデシュの産業構造を観察しながら、国がどの方向へ向かっていくのかを把握し(環境分析を行い)、長期的なビジネス戦略を作成していく必要があります。
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