2021年のクーデター、2022年の外貨規制以降、ミャンマー国内の金銭をめぐる規制の動きは予断を許さない状況が続いており、緩和されるか厳格に規制されていくかも、予測のつかない側面があります。
一時的には現金の引き出しも全くできなくなって、ATMに電気が来ない期間が数か月続く場所もありました。
また、国内では外貨取引が厳しく制限されるという状況にもなっています。
しかし、銀行のサービスについてみていくと、以下のような変遷が見て取れます:
・現金の引き出しに日次・週次の制限があった時代にも、現金を預け入れることで、制限なく引き出せるCash Account、Special Accountというものが考案された。
・Special Accountの中に、6%~8%の高い利息を日次で得ることができるサービスが登場した。
・本来小切手を振り出してしか引き出せなかったものが、実務上オンラインバンキングでもSpecial Accountから別のSpecial Accountへ送金が可能になった。
・元来ローカル銀行のオンラインバンキングでの送金は同じ銀行のみか、ごく一部の提携銀行にのみ可能という制限があったが、名のある銀行には概ねどこからでも送金が可能になった。
以上に加え、直近ではCBM Net Transferという送金方法が編み出され、元来は当座預金口座から現金を引き出さなければSpecial Accountにお金を移すことはできなかったものが、小切手の差し入れで現金に触ることなく送金が可能になりました。
国外からはミャンマーへの送金が難しくなる状況ですが、国内では少しずつ取引の自由度が増していることが見て取れます。