2024年7月8日ごろから、ミャンマーローカル銀行各行の現金引き出し業務に制限がかけられ始めたと報道がありました。
文脈としては国軍の取り締まりが厳しくなっているコメなど主食の流通価格統制(高く販売した小売業者が拘束されている)に加え、国内の資金の流れを統制する動きとして、国軍が銀行各行に一定の制限をかけ始めたのが発端のようですが、国軍・政府機関の発言としてはこれを否定し、今でも金額の制限なく引き出しが可能、としています。
生じているのは、国民の国軍と政府機関に対する不信感から、上記の制限がかけられることを恐れて現金引き出しを焦る人々が殺到したことで、実際に銀行各行の現金保有高が減少し、払い出しに応じることができなくなった、と考えられます。
しかし、国民側の感情の問題であったとしても、実際に引き出しができなくなるということ自体は現実の問題として生じています、
本来「いつでも、いくらでも引き出しが可能」という条件でCash deposit(Special Account)を開設したはずであるため、こちらにも現金引き出しの金額制限がかけられたのであれば、その時点で当初の約束に悖る対応となりますが、実際に現金が足りなくなったのであれば、致し方のない対応と言えます。
一部口座の一旦現金引き出しをして支払いをする代わりに、小切手で相手方に受け取ってもらうような対応も考えられますので、できるだけ前もって支払いに対応できるよう、準備しておくことが必要でしょう。