「外部環境の影響で、従業員の整理を考えているのですが、その際に問題となる点は何がありますか」と言った質問を最近多くいただきます。
『メキシコでの退職時の注意点』に関しては、先週のブログにてまとめましたので、以下のリンクをご参考にしていただければと存じます。
メキシコでの退職時の注意点
<採用方法>
採用方法には一般的には、採用ページや広告、SNSでの行っているかと思います。
今回はそれ以外の採用方法について3つ紹介させていただきます。
・スタッフの知人紹介
日本よりもかなり一般的な印象があります。
専門分野の出身者は、友人に同じ専門分野の者を持つことが多く、尚且つ仕事の紹介もメキシコ人同士ではよくある話だそうです。
・レストラン、タクシードライバーの勧誘
レストランの店員やドライバーは海外の方と接する機会が多いため、英語が堪能であることが多いです。
コミュニケーション能力が高い等、最低限の能力を確認したうえで、低めの給与で雇用するという方法もあります。
・現地の大学での勧誘
現地の大学に許可を取り、大学内での就職案内、ポスター等、日系企業(自社)への勧誘をするケースもあります。
※詳しくは、以下リンクを参照してください。
メキシコの採用について
<採用人材>
採用する人材については、大きく分けて3つのタイプがあります。
・ワーカークラス
ワーカーを採用する際に留意する点としては、現場の責任者をメキシコ人にし、そのメキシコ人責任者が技術面から日本企業での働き方等の理念面まで含めて指導する必要があります。
これは、言語の違いによりペイン語を流暢に話せる日本人や通訳がいない場合は直接指導することが難しい、というのはもちろんのこと、インフォーマルセクターと密接にかかわっている者も少なくないからです。
その中で、無駄な誤解を生まないためにも、日本人駐在員が直接工員とかかわることは控えた方が賢明です。
・スタッフクラス
スタッフクラスの多くは、管理部門か営業部門での採用になります。
経理のように管理部門であれば基本的には女性を採用することが望ましいです。
なぜなら、メキシコにおいても会社の小口現金の盗難やPCの盗難、その他横領などが起こることがありますが、その多くが男性従業員によるものだといわれているからです。
そのため他国と同様に、貴重品の取扱には女性が向いていると考えられます。
また、私の経験談としても女性の方がよく働きます。
・マネージャークラス
マネージャークラスの採用時に留意する点としては、英語(もしくは日本語)の話せる人材が好ましいです。
日本人に代わってスタッフやワーカークラスへの指導・理念共有を行うこともマネージャークラスの重大任務となりますため、多くの日本企業がこの語学力を採用の必須条件としています。
ただ、日本企業に勤めているメキシコ人マネージャーであっても、日本企業の理念や働き方を理解できない者は多くいます。
中には、上司である日本人駐在員の意見よりも、部下であるメキシコ人スタッフの意見を尊重する者もいるので注意が必要です。
※給与等の詳しくは、以下リンクを参照してください。
現地人(ワーカークラス)採用時の留意点
現地人(スタッフ、マネージャークラス)採用時の留意点
<面接方法>
・履歴書
まず、最初に慣れておかなければならない点として、履歴書や職務経歴書のフォーマットです。
日本では一定のフォーマットがありますので、どの欄にどのような内容が記載されているのかが一目瞭然ですが、海外では決まったフォーマットがあるわけではありません。
そのため、各々が自分のフォーマットを使って履歴書や職務経歴書を作成してきます。
もし、自社として重要視する項目があるということであれば、事前に応募者に伝えておき、履歴書等に記載させるのが良いでしょう。
・確認事項や質問
- 1-2分で自己紹介
メキシコ人の傾向として、必要以上に長々と話をしたり、まとまりのない話をしたりする傾向があります。
そのため、短時間で自己紹介をさせることが必要です。
- 日本や日本文化につい質問
日系企業で働くという前に、日本そのものや日本文化について関心があるかを知っておく必要があります。
これは、企業理念が日本の考え方に基づいているためです。
「給与が高い」以外に日系企業を選んだ理由があると好ましいです。
- 企業の哲学(フィロソフィー、ドクトリン、ビジョン)を共有
入社前に会社の大事にしているものを理解してもらうためです。
- 能力テストや性格診断テスト
履歴書や面接だけでは見えない必要情報を得るためえです。
この記事に対するご質問・その他メキシコに関する情報へのご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。