こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの吉田です。
今回のテーマはメキシコにおけるアギナルド支給期間変更についてです。
【はじめに】
6月2日に大統領選挙が終わり、新大統領によって、なにが変更されるか注目を集めています。
その中でも「労働時間の短縮」および「アギナルド支給期間の変更」が特に注目されています。
今回は「アギナルド」について解説していきたいと思います。
【アギナルドとは】
アギナルドは、メキシコの労働法に基づいて規定された、年末に支払われる義務的なボーナスです。
年末に行われるため、「クリスマスボーナス」とも呼ばれることもあります。
これは通常、1年間の勤務に対して最低15日分の賃金として計算され、12月20日までに支払われることが法律で義務付けられています。
多くの労働者は、毎年のアギナルドを頼りに、家の改築、車の修理、家族との食事、子供へのクリスマスプレゼントの購入、さらには借金の返済を行っています。
【アギナルド支給期間の変更】
昨年から議論されている、新たな改正によると、アギナルドの支給期間はこれまでの15日間から30日間に延長されます。
この変更は、国内の経済状況、物価の上昇、および労働者の生活費の増加を反映したものです。
政府は、労働者がより快適な生活を送れるように、そして経済的な安定を促進するために、このような措置を講じることが重要だと判断しています。
この変更により、企業は年末に従業員に対して以前よりも多くの資金を支払う必要があります。
これは短期的には企業の財務に負担をかける可能性がありますが、長期的には従業員のモチベーションの向上や生活の質の向上に寄与し、労働生産性の向上にも繋がると期待されています。
アギナルドの支給期間の延長は、社会全体の福祉を向上させる一環として、多くの労働者にとって大きな支援となるでしょう。
【おわりに】
まだ、改正は確定しておりませんが、早くても8月以降に議論がされることとなります。
おそらく、来年からの適用にはなるかと思いますが、今年から適用される可能性もあります。
今年や来年の予算の見直しにこの改正による影響も考慮することが重要になります。
弊社ではアギナルドの改正に伴っての労働契約書の作成、給与計算、税務申告などを行っておりますので、お問い合わせいただければと存じます。
今回は以上となります。