今回のテーマは『キャッシュフロー計算書(Estado de flujos de efectivo)』についてです!
3分で簡単にキャッシュフロー計算書の重要性がわかるかと思います。
【はじめに】
みなさんはキャッシュフロー計算書をどれくらいの頻度で確認していますか?
もしかしたら、キャッシュフロー計算書を見たこともない人もいるのはないでしょうか。メキシコでは税務のためだけに記帳をしているため、キャッシュフロー計算書を作成していない企業も多くあります。
しかし、このキャッシュフロー計算書を作成し、お金の動きをみていくことが企業を存続していく上では欠かせません。
しかし、この部分を経営者の感覚でやってしまっているところが非常に多く感じます。それでは、いつか倒産してしまうのです。
今回は「キャッシュフロー計算書とはなにか」と「キャッシュフロー計算書の特長」について簡単に解説していきます。
【キャッシュフロー計算書(Estado de flujos de efectivo)とは】
キャッシュフロー計算書とは、一定期間にどのような活動から現金が増えたか減ったかを表した、収支の観点から作られた計算書です。つまり現金の流れを表したものです。
キャッシュフロー計算書は利益が本当の意味での儲けになっているかを判断できるのです。利益が出ていても、現金が増えていていなければ、会社は倒産してしまうのです。
これが黒字倒産です。
企業を存続していくためには、このキャッシュフローの問題を分析し、対処していくことが重要なのです。
【キャッシュフロー計算書(Estado de flujos de efectivo)の特長】
キャッシュフロー計算書の目的には以下のようなものがあります。
・お金の出入りがわかる
キャッシュフロー計算書は、キャッシュの流れ、動きを表す決算書なので、具体的な現金の出入りが一目でわかります。
・利益の実態が明らかになる
損益計算書では「利益」とされていても、その入金が済んでいるかはわからないが、キャッシュフロー計算書では、実際に入金があるのかないのかがわかります。
つまり、利益が本当の儲けになっているかを判断できます。
銀行が融資をする際に気にしているのは、利益だけでなく支払い能力があるかどうかです。
このキャッシュフロー計算書は銀行にとっても重要な書類になってきます。
・粉飾決算をしにくい
キャッシュフロー計算書は、実際にある現金などの動きを追うため、架空取引などの粉飾はやりにくくなっています。
メキシコでは、粉飾などが多くあるので、キャッシュフロー計算書を作成することによって、粉飾などが防げるようになるかもしれません。
・経営分析ができる
キャッシュフロー計算書は、現金の不足や無駄なキャッシュの動きがはっきりするため、経営状態を手軽に判断でき、経営の意思決定に役立ちます。
メキシコに駐在できている方に関しては、本社に対して借入や増資をお願いすることがあるかと思います。
その際に、どれだけの資金が必要なのかを説明する際にも役に立ちます。
【おわりに】
今回は簡単にキャッシュフロー計算書について解説してきましたが、重要性をわかっていただけましたでしょうか。
特にメキシコでは、Facturaの偽造や粉飾決算を行っているような会社が多くあります。
私たちもいろんな企業の会計や決算書をみてきましたが、なかなかキャッシュフロー計算書を作成し、分析している企業は多くありません。
しかし、キャッシュの問題を分析し、解決していかないと会社の存続は出来ません。
今回をきっかけにみなさんの会社のキャッシュフローを改めて見直していただければと思います。
この記事に対するご質問・その他メキシコに関する情報へのご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。