メキシコでは損金として計上できない費用、いわゆる不算入の費用が多いですが、
「そもそも売上が上がっていない会社であれば、どんなに損金不算入費用があったとしても影響がないのでは?」というご質問を受けましたので、今回はそのような状況下(売上が全く計上されない)における損金不算入の影響について書きたいと思います。
そもそも、「損金不算入、また損金算入とは何か?」という点に関してですが、簡単に言ってしまえば損金算入・不算入というものは税務会計の考え方であり、税金計算のベースとなる“所得”を求める計算において用いられます。
Step1)益金‐損金 = 所得
Step2)所得×税率 = 税金
つまり、損金不算入とは損金として認めらないということですので、費用であるにも拘わらず、所得を減らすことができない費用ということになります。
さて、ここで冒頭の質問に関係してくるのですが、損金とは所得を求める際に益金をマイナスするものです。この場合の益金とは、売上だけのことではありません。為替の影響によって生じる、為替評価益も益金ですし、メキシコの場合はインフレによる影響も益金として認識されることもあります。
つまり、売上が上がらなかったとしても、益金は発生する可能性がありますので、その際に損金算入できる費用が少なければ、それだけ所得が大きくなるということです。
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