中央銀行の為替レートと実勢レートの乖離が続くミャンマーですが、内国歳入局IRDは2024年12月27日の通達90/2024号にて、2025年1月1日以降、輸出入に関わる税金の徴収においては、従前の中央銀行公式レート(Reference Rate、現状USD1 = MMK2,100)に換えて、トレードレート(Market Trading Rate、現状USD1 = MMK3,588程度)を使用する旨、通知しました。
これは、2022年に為替レートが固定されて以来、一時は中央銀行の公式レートでの取引が強制されたものの、実勢レート(「闇レート」とも)との乖離が進んでいくにつれ、なし崩し的に公定レートからトレードレートその他の中間レートでの兌換が増えてきたことの結果と言えますが、一貫して公定レートを使用してきていた税務当局において異なるレートが使用されるという意味では、大きな変更と言えます。
トレードレートについては、既に2024年10月1日以降、営業日毎に更新され、中央銀行公式サイトにアップされるようになっていますが、通達によると、上記徴税に関して使用されるべきトレードレートが、毎週ウェブサイトやフェイスブックで更新される、ということです。
MMK建ての税額としては、従前より70%増えることになるため、具体的にどのタイミングで輸出入品目に課せられる税金が対象となるか、今後の運用に着目されます。