外国人がバングラデシュにて就労許可(Work Permit)を取得した後、SB(Special Branch)、NSI(National Security Intelligence)と呼ばれる
現地警察から身元調査が行われます。その調査にて渡航書類の不備、居住状況・現地就労状況に問題がない場合は、セキュリティクリアランス
(Security Clearance)と呼ばれる身元保証書が発行されます。このセキュリティクリアランスは就労許可及び雇用ビザの更新になるため、
取得が欠かせない書類となります。
しかし、2022年1月頃から、セキュリティクリアランス取得の際に、現地警察から下記のような指摘が入り、
セキュリティクリアランスの発行が滞るケースが多く確認されるようになりました。
・就労許可で申告している給与額が低い
・個人の銀行口座が開設されていない
・就労許可取得時に申告している電話番号が不通
・就労許可申請時のバングラデシュ居住住所での外国人の居住が確認できない
・就労許可申請時に申告している役職はバングラデシュでも雇用可能なため、外国人の雇用は必要ない 等
就労許可を発行するのは投資庁(BIDA:Bangladesh Investment Development Authority)ですが、その後警察より上記のような指摘が入り、
就労許可及び雇用ビザの更新ができなくなる可能性があるため、随時、投資庁・警察の動向を見ながら就労許可の申請を行っていく必要があります。