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今回は
【バングラデシュビジネス環境評価について】というテーマで、お話していこうと思います。
バングラデシュビジネス環境評価について
世界銀行が発表するDoing Businessでは、世界190の国について、
Ease of Doing Business(ビジネス環境評価)を行っていますが、直近のDoing Business 2020では、
バングラデシュは総合評価で190ヵ国中168位とランク付けされました。昨年度の総合評価は、190ヵ国中176位であったため、
他国に比べてビジネス環境の改善が見られた結果となりました。
このランク付けの指標には何種類かありますが、その指標の中の「商事紛争の解決に係るコスト及び時間」は、
190ヵ国中189位の評価となり、特にバングラデシュにおいてビジネスを行っていく上で注意しておきたい点となります。
特に会社設立時に、現地パートナーと共同出資で合弁企業を設立する際、合弁契約書の内容の内容を精査して会社を設立しなければ、
後々問題となり、最悪の場合商事紛争に発展してしまう場合があるので注意が必要です。また、現地請負業者との契約でも同様のことが起こる可能性があります。
もちろん意図的に契約書が現地パートナーに有利に作成されていることはありますが、
バングラデシュと日本での商取引文化が異なるため事後確認で理解できない場合もあります。
これらの事を避けるため、現地パートナーや現地企業との取引前に、契約書を確認し将来のリスクを把握していただく事をお勧めします。
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最後までお読みいただきありがとうございました。