フィリピンSEC、実質的所有者の開示ルールを強化
発行日:2025年12月22日 | 発行機関:SEC | 参照:覚書回状第15号(2025年シリーズ)
フィリピン証券取引委員会(SEC)は「実質的所有者」の開示ルールを強化しました。
これにより、フィリピンに進出する日系企業の現地法人・支店などは、その会社の実質的な”オーナー”を報告しなければなりません。
新ルールのポイント:
目的:
マネーロンダリングや詐欺などの金融犯罪防止、および国際基準レベルの企業透明性への対応。
影響を受ける対象者:
SECの管轄下にあるすべての個人および法人。
国内企業、外国資本企業、海外の子会社、支店なども含む。
今後のアクション:
「各企業様は、フィリピンで会社を実際に所有・支配している個人または法人の情報を確認・整理し、SECの実質的所有者の開示レポートを提出期限内に登録・提出する必要があります。また、今後の管理構造の変更があった際に速やかに更新できる社内フローとチェック体制の運用を整えるべきです。」
※ここでいう”オーナー”とは行政において最終決裁権がある者、または最終的に利益を受け取る者と定義します。
以上、何かご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。