年明け以降は本社の人事異動に伴い、駐在員が交代される企業が多くなってくるかと思います。
そこで、本日はインドネシアに駐在する際には必ず耳にするBPJSについてご説明いたします。
<BPJS基礎知識>
インドネシアの社会保険で、国民皆保険制度を目的としています。
BPJSには、労働及び年金等を管轄するBPJS Manpower (Ketanagakerjaan) と、医療保障を管轄するBPJS Health (Kesehatan) の2つがあります。
※翌月15日までの支払い
BPJS Manpower には以下の4種類があります。
- 労災補償(JKK)
- 老齢給付(JHT)
- 死亡保険(JKM)
- 養老年金(JP)
※当月10日までの支払い
対象の病院で治療を受けた場合の保障は、基本的に薬代(ビタミン剤は含まない)は無料になるといった保障を受けることが出来ます。
<6か月以上インドネシアに駐在される方はBPJS登録が必須です!>
全てのインドネシア人がBPJSの登録義務があり、外国人は、6か月以上滞在する場合には登録義務があります。
万が一、BPJSに登録をしていない場合は就労ビザの更新ができませんので、就労ビザ更新時に慌てることのないようにご自身のBPJSの登録状況をご確認ください。
<帰任時には老齢給付(JHT)の積立金額の返金が可能>
BPJS Manpowerの老齢給付(JHT)は帰任時に積立金の返金が可能ですが、2か月ほど申請に時間がかかりますので、帰任の時期が決まり次第スケジュールを立てる必要があります。