【インドネシアの2022年最低賃金の決定について】
2021年も12月となり、決算の準備や年明けのイベントごとなどで忙しくなってきているのではないでしょうか?
インドネシアの年末年始のビッグイベントとして、来年の最低賃金の決定があります。
今年も11月30日にインドネシア全土における2022年の最低賃金が出そろいました。多くの地域で2021年と同様もしくは1%台の増加にとどまり、
ここ数年5%~8%代で推移していたため企業にとってはポジティブな内容であると言えます。
また、在インドネシア日本大使館によると各労働組合による最低賃金上昇率に関するデモが行われる予定とされていますが、恐らくこのままの数値で決定と思われます。
以下、各州知事より告知された主要な都市の最低賃金と上昇率の一覧となります。
| 地域 |
2021年 |
2022年 |
上昇率 |
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ジャカルタ特別州
(DKI Jakarta)
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4,416,186Rp
(約35,300円)
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4,452,724Rp
(約35,600円)
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0.82% |
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ブカシ市
(Kota Bekasi)
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4,782,936Rp
(約38,200円)
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4,816,921Rp
(約38,500円)
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0.71% |
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ブカシ県
(Kabupaten Bekasi)
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4,791,844Rp
(約38,300円)
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4,791,844Rp
(約38,300円)
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0.00% |
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カラワン県
(Karawang Kota)
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4,798,312Rp
(約38,300円)
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4,798,312Rp
(約38,300円)
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0.00% |
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ボゴール市
(Kota Bogor)
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4,306,159Rp
(約34,400円)
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4,330,250Rp
(約34,600円)
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0.56% |
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ボゴール県
(Karawang Bogor)
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4,217,206Rp
(約33,700円)
|
4,217,206Rp
(約33,700円)
|
0.00% |
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バンドン県
(Karawang Bogor)
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3,241,930Rp
(約25,900円)
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3,241,930Rp
(約25,900円)
|
0.00% |
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タンゲラン市
(Kota Tangerang)
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4,309,773Rp
(約34,400円)
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4,340,254Rp
(約34,700円)
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0.56% |
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タンゲラン県
(Karawang Tangerang)
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4,230,793Rp
(約33,800%)
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4,230,793Rp
(約33,800%)
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0.00% |
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スラバヤ市
(Kota Surabaya)
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4,300,479Rp
(約34,400円)
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4,375,479Rp
(約35,000円)
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1.74% |
※1Rp=0.008円にて計算、ルピアは小数点以下四捨五入、円は十円以下切り捨て
※各州知事令より引用
基本的には、外国企業は最低賃金を厳守することが求められるため日系企業はこちらの数字に合わせて最低賃金の社員の昇給を行う必要があります。
一方で、最低賃金以上の社員については一律で上昇率分を上げる必要はなく、最低賃金以上の社員の昇給については会社の基準に沿って決定できます。
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