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今回は、インドネシアでの給与の考え方についてご説明します。
インドネシアでは、一般的に「手取り額」で給与額を考える場合が多いです。
例えば、従業員を雇用する場合も、選考の段階から手取り額で考えてくる候補者が多いため、前職の給与額を確認する際には手当込の金額か確認すると良いかと思います。
また、雇用契約書にも額面で記載するのか、手取り額で記載するのかは予め従業員と合意の上で決定していると将来の労務トラブルの予防にも効果的です。
一方で、注意点もあります。
雇用契約書に手取り額を保証する旨の記載をしてしまうと、欠勤控除等を取ろうとしても、「手取り額保証」を理由に最悪の場合には労働局から控除が否認される可能性があります。
特に、有期雇用契約の場合は、雇用契約書を労働局に提出する必要があるため、事前に労務の専門家に内容をレビューしてもらうと良いかと思います。
以上、今週もお読みいただきありがとうございました。