2024年7月1日より、従来の紙の手続きに取って代わり、新しい電子の移民手続きが開始されました。このシステムによって到着手続きを合理化し、到着後7日以内のオンライン申請を義務付けることとしています。
電子出入国手続きにおける主な変更点:
カンボジアに入国する全ての旅行者に対して、電子入国申請の導入が義務付けられました。この電子システムでは、入国手続きや税関申告に必要な従来の紙書類に代わるものでありますが、ビザの必要性を代替するものではありませんので、この点にはご留意いただく必要があります。
カンボジアへの入国には、引き続き事前または到着時のビザ取得が必要です。
詳細
1. この電子プロセスでは、カンボジアに入国する全ての人が到着後7日以内にオンライン申請を完了させなければなりません。その方法は、電子のイミグレーション手続きのアプリを使用するか、公式ウェブサイト(arrival.gov.kh)から行うことができます。
2. 登録のために旅行者は写真を撮り、パスポート情報をアップロードして登録します。(アプリまたはウェブサイトに手続き可能です。)
3. 新しいE-arrival cardは、出入国申告書、健康診断書、税関申告書等の従来の紙書類に代わるものとなっています。
4. 到着後7日以内にこの移民手続きを完了する必要があり、この期間外に登録することはできません。到着前に申請が完了していない場合は、到着ロビーに設置されているタブレットを使用し、入国審査カウンターに向かう前に申請を完了することができます。
5. 申請完了後、QRコードが発行されますので、旅行者はこのQRコードを携帯等に保存しておくことを推奨いたします。空港カウンターでのスキャンは必要ではありませんが、確認のために定時を求められることがあります。
アプリの使用
e-Immigrationアプリは、Google Play StoreとiOS App Storeの両方からダウンロードすることができます。
アプリ内では、下記の情報登録が可能となります。
- 登録と申請 :写真やパスポート情報等の必要書類のアップロード
- Eビザの申請:旅行者はアプリを通じてEビザ申請を行うことができます。Eビザを別途取得することも可能です。
- 旅行詳細の登録:到着日、旅行目的、宿泊施設の種類と場所、乗船都市、次の目的地等
- 健康状態及び税関申告情報入力
カンボジアでは近年、紙書類の手続きを減らし、デジタル・ソリューション開発及びその採用に力を入れています。カンボジアでのシステム開発を通して、この電子システムは、到着時の手続きをより効率化することが期待でき、旅行者とカンボジアの入国管理局の双方に利益をもたらす対策といえます。