カンボジアの労働・職業訓練省(MLVT)は、『労働法の規定に基づく個人の社会保障年金に関する政令第32/22号』にて、
民間企業の従業員向け年金制度を始動すると発表しました。同制度の開始の目途は2022年10月01日とされていて、
今月から準備を進めると政府により発表されています。
国家社会保障基金(NSSF)登録している民間企業の従業員で、12カ月以上にわたり保険料を支払った正規従業員が支給対象となります。
同制度では、給料の2%に相当する金額を雇用主と当該従業員がそれぞれ負担し支払います。
定年を迎えた60歳以上のNSSF加入者で、12か月以上保険料を支払っていることが支給対象になる条件となります。
支給される額は月20万~120万リエル(50$~300$)となっており、月2回に分けて銀行口座に振り込まれる予定となっています。
なお、外国人従業員や非正規の従業員は支給対象となっていません。
本年金制度に関しては、不確定な部分も多いため、今後最新情報や政府による更新があり次第、皆様に情報をお届けできればと思います。