2024年9月20日、労働職業訓練省(Ministry of Labor and Vocational Training、以下「MLVT」)は、2025年1月1日から適用される2025年の新最低賃金を決定するため、衣服、繊維、履物(以下「GTF」)、旅行製品、鞄部門の労働者の最低賃金の決定に関するPrakas 211/24(以下「Prakas 211」)を発行しました。
Prakas 211に基づき、上記部門の労働者は以下の新最低賃金を受ける権利を有します:
-正規労働者:月額208米ドル
-試用期間中の労働者は、月額206米ドル
Prakas211は、出来高払い労働者の最低賃金も定めており、このような労働者の場合、賃金率は生産レベルに基づいて決定され、その生産が最低賃金より高い賃金をもたらす場合は、労働者はその高い額を受け取る権利を有することになります。
※生産量が最低賃金を下回る場合、雇用主は労働者の給与総額を最低賃金(正規労働者は 208 米ドル、試用期間労働者は 206 米ドル)以上になるよう調整しなければなりません。
GTF部門の労働者が受けることができるその他の手当は、月7米ドルの交通費または宿泊費の補償、月10米ドルの出勤ボーナス、時間外労働をした労働者に対する1日0.5米ドル(または1日1食無料)の食事手当、勤続2年目から11年目の労働者に対する月2米ドルから11米ドルの年功ボーナスなどに特段の変更はありません。
2018年7月6日に公布された最低賃金法では、最低賃金を決定する主な要素として、社会的配慮(インフレ率や生活費など)と経済的配慮(生産性、競争、雇用市場の状況、特定産業の収益性など)が挙げられています。最低賃金に関する議論は、最低賃金全国審議会で別段の決定がなされない限り毎年行われ、当該最低賃金はMLVTが発行するPrakasによって決定されます。