ミャンマーでは、2017年にシンガポールのタクシー配車アプリ開発会社のGrabが進出しており、広く使用されるようになっています。
アプリでは、行先と乗り場所を指定して、予め価格の表示された乗車ができるタクシー配車の他、デリバリー付のオンラインショッピングや飲食店への出前の注文などを行うことができます。
また、タクシー配車の機能としては、複数の停車場所(乗り降りの地点)を指定したり、乗車人数によって車のサイズを指定したりすることができます。
乗車の記録が金額付きで残るため、社内に忘れ物をした時や、乗車の記録を見せて費用をクレームする際にも便利です。
支払は一般の流しのタクシー同様、原則として降車時の現金払いとなりますが、クレジットカードの登録ができれば、キャッシュレスでの決済も可能となります。
更に、会社で個別契約(デポジットMMK500,000程支払いが必要)を行うことにより、同じアプリ内で個人の利用とは別にCorporate Accountによるキャッシュレス乗車を実現することができ、月間の従業員の利用に応じて、翌月まとめて請求を受けて銀行振込を行うような対応が可能となっています。
ミャンマーの一般のタクシーは、現状領収書を発行する機能を備えていないため、Grabタクシーの利用、特にCorporate Accountの利用により、会計上の費用明細として管理できれば理想的です。