少額通貨廃貨について、中央銀行が否定
  
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Country : Myanmar

2023年7月末にMMK20,000札が発行されたあと、市場ではミャンマーチャットMMKの通貨安が進行し、いわゆる実勢レートは一時USD1.00=MMK3,800程まで下落しました。

その後、9月に入ってUSD1.00=MMK3,400程度まで持ち直し、ある程度の安定を見せていますが、公定レートUSD1.00=MMK2,100のような時代が再来することは絶望視されています。

そんな中、Facebookなどで流布されていたのが、MMK50札、MMK100札の廃貨(=貨幣の無効を宣言し、その使用を止めること)です。

実際、銀行で現金を入手する際にも、MMK50、MMK100、MMK200、MMK500などの紙幣はなかなか手に入らず、両替することも困難な状態が続いています。

しかし、一方では流通がほとんど止まっているMMK1、MMK5、MMK10などの紙幣もまだ存在はしており、場所によっては使用することもできています。

中央銀行は9月30日、公式ウェブサイトでこのMMK50札、MMK100札の廃通について、デマであり、犯罪に相当するとして公式に否定をしていました。

Creater : Takamasa Kondo