2024年1月1日より、宝石関連事業のライセンス費用(申請料・更新料)が引きあがられることになりました。
金額はいずれも年間のライセンス費用で、宝石販売業がこれまでMMK50,000であったところから、約6倍のMMK300,000に、宝石の研磨など加工業がこれまでMMK30,000であったところから、約7倍のMMK200,000に、それぞれ引き上げられます。
さらに、宝石等取扱卸事業者については、ライセンス費用がこれまでのMMK30,000からMMK1,500,000にまで引きあがられるという話が出ています。
これらのライセンスを更新せずに事業を行った場合には、上記ライセンス費用と同額をペナルティーとして科せられることになっており、毎年期限切れの3か月前までには更新手続きを始めるよう指示が出されています。
ミャンマーでは、宝石等の採掘と輸出は原則として外資には解放されていません(国営企業法)が、国内での販売などではライセンスを得て活動が可能と考えられています。
一方、ミャンマー宝石公社(MGE)については、2021年以来アメリカなどの制裁対象となっており、宝石業については資源の利用が難しい状況が続いています。