【重要・速報】ベトナム出入国管理に関する実務運用の変更:DN(商用)ビザからTRCへの切り替え不可について
  
Topic : Legal
Country : Vietnam

ベトナム・ハノイ支部の小瀬です。

本日は、ベトナムにおける就労ビザおよび一時滞在許可証(TRC)取得手続きに関する、重要な運用変更の速報をお届けいたします。

これからベトナムへの赴任を予定されている方や、現在ビザの手続きを進行中の企業様におかれましては、本内容を必ずご確認くださいますようお願い申し上げます。

1. 従来の手続き(DNビザからのTRC切り替え)に関する運用厳格化と地域差

これまで、ベトナムへ赴任される駐在員の方のビザ手続きにおいては、「まずDNビザ(商用ビザ)で入国し、ベトナム国内で労働許可証(WP)を取得した後、そのままTRC(一時滞在許可証)へ切り替える」という手法が広く一般的に認められておりました。

しかしながら、ここ12ヶ月の間の入国管理局の厳格化・運用変更に伴い、現在、特にホーチミン市においてこのルートが厳しく取り締まられており、DNビザからTRCへの国内での切り替え申請は原則として却下される状況となっております。

一方で、ハノイ市やその他の省においては、いまだ運用に不透明な部分が多く、担当窓口やタイミングによって判断が分かれるなど、確実な見通しを立てることが難しいのが現状です。

2. 想定される法的リスクと実務への影響

過去の実績や古い情報に基づいて、従来通りDNビザでの入国・TRC切り替えを進めた場合、入国管理局にて申請が受理されない可能性が高まっています。

そのまま対応が遅れますと、申請の保留・再調整中にビザの有効期限が切れ「オーバーステイ(不法滞在)」と見なされる重大なリスクがございます。その結果、罰金の発生や、一度ベトナム国外へ退去した上でのビザ再取得を余儀なくされる等、赴任スケジュールや業務に多大な支障をきたす恐れがあります。

3. 個別ケースへの対応と専門家へのご相談のお願い

ベトナムの出入国管理や就労に関する実務運用は、事前の通達なく突然変更されることが多々あります。

現状の対応として、E-ビザやLDビザの取得などが挙げられますが、前述の通り、管轄する都市や省によっても運用方針が異なるため、最適な対応手段はお客様の個別ケースや現在の状況によって大きく異なります。

弊社では、最新のイミグレーション動向に即した、安全かつ確実なビザ・TRC取得ルートへの修正対応(リカバリー対応)を含め、包括的なサポートを提供しております。現在進行中の手続きに少しでもご不安がある場合や、今後の赴任計画に関する見直しが必要な企業様は、自己判断で進めず、問題が深刻化する前に速やかに弊社の専門家までご相談ください。

引き続き、皆様の円滑なベトナム事業展開をサポートできるよう尽力してまいります。 何卒よろしくお願い申し上げます。

 

本ニュースレターは一般的な情報の提供を目的としており、法的助言を構成するものではありません。最適な対応策は状況によって異なるため、個別の案件については別途ご相談ください。

Creater : 悠也 ⼩瀬