インドネシアの年金制度(Jaminan Pensiun)において、保険料算出の基礎となる月額給与上限が、2026年3月1日付で引き上げられました。
本改定は、前年(2025年)のGDP成長率5.11%を反映したものであり、同制度では毎年3月に経済成長率やインフレ率を踏まえて数値が見直されます。
■改定内容
- 2026年の新上限額: Rp 11,086,300(2026年3月1日適用)
※参考 2025年度上限額: Rp 10,547,400
これに伴い、保険料の負担上限額は以下のとおりとなります。
- 従業員の天引き上限: 最大 Rp 110,863 /月(給与の1%)
- 会社負担の上限: 最大 Rp 221,726 /月(給与の2%)
給与がこの上限額(約1,108万ルピア)を超える場合、上限を超える金額に対して保険料は課されません。
また、保険料の割合自体に変更はなく、会社負担2%、従業員負担1%のままとなっています。
■計算例:
月給が Rp 15,000,000 の従業員の場合、上限額であるRp 11,086,300 が適用されます。
- 従業員負担:11,086,300 ×1% =Rp 110,863
- 会社負担:11,086,300 × 2 %= Rp 221,726
本改定により、上記以上の給与を受け取る従業員については保険料負担が微増するため、給与計算および人件費管理への影響が想定されます。
企業においては、2026年3月以降の給与計算において適切な対応が必要です。