タイ財務省物品税局(Excise Department)は2026年2月15日、海外からタイに持ち込むワイン(商業目的ではない個人持ち込み)に関し、**納税手続きをデジタル化する新システム「Fast Track(ファストトラック)」**を開発していることを正式に発表しました。2026年5月にも段階的に本格運用が始まる見込みとのこと。
【デジタル化への背景】
これまでタイにワインを持ち込む場合、1人あたり1リットルまでが免税、それを超える量は物品税の申告・納税が必要で、空港の税関での紙書類手続きが必要でした。新システムの導入により、納税申告の事前オンライン化が可能になり、手続き時間の短縮や利用者の利便性向上が期待されています。
【Fast Trackシステムの特徴】
新制度では、輸入酒類が1リットル超~10リットル以下の場合、対象者が以下のような流れで手続きを進められるようになります。
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オンラインで事前申告 — 旅行前にスマホやPCで申告を完了
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空港到着後の簡易手続き — 赤い申告レーンで係官による確認後、物品税スタンプを受領
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主要空港で対応拡大 — まずはバンコクのスワンナプーム国際空港、その後ドンムアン、チェンマイ、プーケット、ハジャイなどに拡大予定
このシステムは、利用者の税申告と納税手続きを迅速に行えるだけでなく、税務管理の透明性向上や物品税収の正確な把握にも資することが狙いとされています。
【対象者とメリット】
仮に申告を事前に済ませていない場合でも、従来どおり税関窓口で申告・納税は可能ですが、デジタル申告により手続き負担は格段に下がるとみられています。
補足:タイは酒類に対する物品税や関税が非常に高く設定されている国の1つで、輸入酒に対しては物品税・地方税・付加価値税(VAT)などを合わせて実質的に総税負担が高くなる制度が続いています。
本件は、観光客や出張者がタイへ持ち込むワイン類に対しても納税の透明性を確保しつつ、利便性を高めようという行政サービスの一環で、タイの税制近代化の流れを象徴する政策として注目を集めているとのことです。
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