タイ政府はこの度、タイ入国に関する変更等につき閣議決定し、公表しました。
その中でも注目を集めるのが、タイで合法的に暮らしたいデジタルノマドやリモートワーカーらを対象とした新しいデスティネーション・タイランド・ビザ(Destination Thailand Visa:DTV)となります。
タイ首相府の報道官は2024年5月28日付で、現在の景気低迷を受けて「観光収入」を2024年末までに3兆バーツまで増やすことを目的に「ビザ免除対象国を現在の57か国から93か国に拡大」すると公表、加えて、タイでの仕事を目的として長期滞在する「ワーケーション」を希望する外国人に適した新しいタイプのDTV(ビザ)を新設することで、タイに訪れる人を増やして観光収入の増大を目指すとしています。
下記、現状公表されているDTVビザの概要を紹介させて頂きます。
【対象者】
・リモートワーカー、デジタルノマド、フリーランサー
・ムエタイコースやタイ料理クラスやスポーツトレーニングや医療やセミナーや音楽フェスティバルといった活動の参加者
・DVT保持者の配偶者および扶養家族
【制限】
・年齢:20歳以上であること
・50万バーツ以上の資産証明または保証。または登録企業での有効な雇用を証明するものが必要。
【滞在日数・有効期限】
・滞在可能日数:一回の入国につき180日まで(※イミグレーション局にて180日を超えない期間の延長が一度できる。延長費用:1万バーツ)
・ビザの有効期限:5年間(マルチプリ・エントリー)
【申請方法・必要資料】
・未定(6月上旬に公開予定)
※ただし、上記のような具体的な申請方法や資料に関しては現状未定となっており、今後段階的に公表されてるとしています。
こういった動きの中でタイ政府は、今後もタイ首相の主導の下で高度なスキルを有する外国人の積極的な受け入れを進め、タイがアジアにおける高度な人材のハブとなる事を目指すとしており、こうした措置が低迷する経済の浮揚につながることを期待しているとしています。
弊社でも、今後の動きや発表に関して、どんどんアップデートさせて頂きます。
今週もお読みいただきありがとうございました。
参照:https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_ann.html