BOIは、スマートビザと特別長期居住ビザ [special long-term residence visa (“LTR Visa”)] の発給について、適用業種の追加変更を発表しました。
背景としては、有望な外国人をタイに誘致するため、競争力向上に関する法律及び経済・投資刺激策に合わせ、現在の13業種から18業種に対象を拡大するもとし、今回のスマートビザ申請の対象業種リストの改定を承認をしました。
【概要】
スマートビザは、タイにおいて以下のターゲット産業に従事 する高度技術専門家、投資家、上級幹部、スタートアップ企業 の起業家向けに特別に創設された新しいタイプのビザです。 スマートビザ保有者には最長 4 年間の滞在許可、就労許可の 免除のほか様々な恩典が付与されます。
今回改定された新しい適用範囲については以下となります。
【スマートビサ】
- 自動車
- 電気
- 高所得者向け旅行産業(医療ツーリズム等)
- 農業・食品・バイオテクノロジー
- 自動化・ロボット産業
- 物流産業
- 石油・化学産業
- デジタル産業
- 医療
- 防衛関連
- 循環型経済産業関係
- 航空宇宙産業
- 科学技術分野における人材開発産業
- 再生エネルギー関係
- 代替エネルギー・環境マネジメント
- ターゲット産業に関する技術の開発
- 国際ビジネスセンター (IBC)
- 紛争外解決手段
*スマートビザについては以前の13業種から18業種に増えています。
【特別長期居住ビサ】
- 自動車
- 電気
- 高所得者向け旅行産業(医療ツーリズム等)
- 農業・食品・バイオテクノロジー
- 自動化・ロボット産業
- 航空宇宙産業
- 植物燃料・生物化学
- デジタル産業
- 医療
- 防衛関連
- 循環型経済産業関係
- 物流産業
- 石油化学
- 国際ビジネスセンター (IBC)
- その他の外国人によって行われる以下の業務
- ターゲット産業向け研究開発
- 科学技術分野における人材開発
- AI、自動化、ロボット関連事業の遂行
- 生産効率化に関するデジタル技術導入
- 金融市場分析・コンサルティングサービス
- 環境エネルギーマネージメント
- 新規事業創設等に関わるマネージメント・アドバイザリー業務
- 紛争外解決手段
- 経済投資振興関連機関
*LTR ビザについては、石油化学、IBCの産業が追加されたことと、15のその他の業務が詳細に規定されるようになりました。
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